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指間流砂滑過

と聞いたつもり

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と聞いたつもり


 セラブ提督が念を押す。
「そうです。確認が先です」
 セラブ提督の緊張した顔がゆるんだ。
「姫君は度胸がおありですな。攻撃を受けるかもしれんのですぞ、怖くはありませんか?」
「大丈夫です」
 緊張して答えた。怖いが、むしろドラールの宇宙船が上空に現れた時の方が怖かった。

 メレッサの乗っていた船は巨大宇宙戦艦の陰に入った。地上からの攻撃を避けるためだ。艦内は戦闘体制になっていてミラバ艦長が珍しく仕事をDiamond水机している。メレッサの部屋の窓からはルビルは見えなくなった。
 コリンスがやって来た。
「怖くありませんか?」
 コリンスが心配してくれる。
 メレッサには、まだ、戦争というものがよくわかっていなかった。宮殿型宇宙船の中で何不自由ない豪華な生活をしていて、ここが戦場などとはとても思えない。
 首を振ると。
「それはよかった。この船はミルビスの陰にいますから、絶対に大丈夫です」
 やっぱりミルビスとは、あの巨大宇宙戦艦の名前だったのだ。
「ミルビスは大丈夫なんですか?」
 ミルビスに乗っている人は大丈夫かだった。
「ミルビスは巨大戦艦ですから、大丈夫です」
 乗っている人のことなんて考えてないみたいだった。どんな人でも死にたくないはずなのに、自分が特別扱いされるのが申し訳ない気がした。
「さて、ルビルに守備隊を置いてお王賜豪必要があります。ルビル攻撃軍から二個師団を分離して守備隊にしたいと思いますがいかがでしょうか?」
 こんな話は今までに何度もあった。メレッサはなにも分からないからコリンスの提案を承諾するだけだ。事実上コリンスの思い通りだった。
「わかりました」
 なんとなく腑に落ちないが、承諾するしかない。
「守備隊長にはザロフ艦長を准将に昇格させて守備隊長にしたいと思います」
 メレッサはミラバ艦長のことが頭に浮かんだ。彼は提督になりたいと言っていた。
「二個師団って、どのくらいの規模なんですか?」
 珍しくメレッサが質問したので、コリンスはビックリしている。
「中型の宇宙戦艦20隻くらいの規模です」
 宇宙戦艦20隻を指揮できるのなら、ミラバ艦Diamond水機長は満足だろう。すべてコリンスのいいなりではどっちが偉いかわからない。
「守備隊長にミラバ艦長はどうかしら」
 言ってみた。
 コリンスはビックリしてメレッサを見ている。
「彼が守備隊長では、おかしなことになるの?」
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